配列

 変数には一度に1つの値しか格納できませんが、配列(Array)を使えばいくつもの異なる値を格納出来ます。配列は値を集めてリストのようにしたもので、その要素にはインデックス(Index)を使って直接参照する事ができます。インデックスには数値や文字が使われます。

配列の作成

 配列を作成するには、以下のように配列に値を格納して行きます。

$mem = array ("Yamada", "Suzuki", "Nakata");

この場合、インデックスには、左から順に"Yamada"に0、"Suzuki"に1、"Nakata"に2が割り当てられます。要素を参照するには、

print $mem[1];

とすれば、"Suzuki"が出力されます。デフォルトでは、インデックスは0から始まります。上記の$mem配列は以下の方法でも作成できます。

$mem[ ] = "Yamada";
$mem[ ] = "Suzuki";
$mem[ ] = "Nakata";

インデックスを意図的に変更したい時は、以下のように設定します。

$mem[1] = "Yamada";
$mem[50] = "Suzuki";
$mem[100] = "Nakata";

この場合、配列は100まで作られた事になりますが、初期化されているのは[1]と[50]と[100]の3つだけです。又、配列の最後に要素を加えたい場合は、以下のようにします。

$mem[ ] = "Hoge";

これで、$mem[101]に"Hoge"が格納されます。

連想配列

 通常の配列ではインデックスは数字だけでしたが、連想配列(Association Array)にすれば文字列を使う事も出来ます。では、以下に連想配列の具体例を見て行きましょう。

$num = array ("one" => 1,
         "two" => 2,
         "three" => 3
         );

上のように連想配列$memを設定した場合、以下のように文字列を使ってその値を参照できます。

print $num["one"] 1が出力される。
print $num["two"] 2が出力される。
print $num["three"] 3が出力される。

PHPは、多次元配列もサポートしています。以下にその実例を示します。

$mem = array ("Yamada" => array (
                   "住所" => "岡山",
                   "年齢" => "25",
                   "職業" => "会社員"),
         "Suzuki" => array (
                   "住所" => "広島",
                   "年齢" => "30",
                   "職業" => "公務員"),
         "Nakata" => array (
                   "住所" => "香川",
                   "年齢" => "45",
                   "職業" => "自営業")
         );

上のように多次元配列$memを設定した場合、以下のようにしてその値を参照できます。

print $mem["Yamada"]["住所"] 岡山が出力される。
print $mem["Suzuki"]["年齢"] 30が出力される。
print $mem["Nakata"]["職業"] 自営業が出力される。

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